SNSからはみ出す長い文章を置くところ

MastodonっていうSNSをやってるんですけど明らかに短文投稿サービスに書く文章量じゃねえっていうお気持ちを置きに来ました。

まちカドまぞくはコメディとして秀でている

なんかガルパンあたりから作品に対していいぞしか言わない風潮が増えてきた気がするんですけど、あれはタイトルやらPVやらティザー的なものから受ける印象がそのままよかった場合「この感じでいいなら見てみるか」となるんですけど、それがいい意味で裏切られたり、それで伝わってこない魅力があったりする場合宣伝文句としては微妙なんですよね。だから私もいいぞと言われてもどうせきららの百合アニメだしなあと思ってみてなかったんですけど、まあちょっとほかに見るもんないから見てみるかと思ってみていたら、予想外に良かったので良かったところを書いていこうと思います。

キャラが思っていたよりもいい

なんかファーストインプレッションとしてはしゃみこがもっとあほでゆるかわ系だと思っていたしもんもももっと真人間な感じかと思っていました。

お話もなんかゆるーい百合系の話で女の子がかわいい感じの話かと思っていたのでそういうイメージだったのですが、お話自体かなりコメディ寄りでかわいさよりも面白さに振っている感じで結構笑えました。

なのでしゃみこは結構自分を持っていて強い感じで割と急にいろいろ起きるのですが、なるべく流されまいとするようなキャラだったし、もんもはクール系で感情に乏しいというよりは比較的ダウナーでテンションを抑えている感じで、性格としてはかなりお茶目みたいな割と楽しい性格をしています。

そんな二人をメインに描いているので、どちらかというと百合!という感じではなくて笑える描写がメインで基本的にもんもがぼけてしゃみこが突っ込んでかと思いきやしゃみこがあほなのでもんもに押されるみたいな流れで進みます。

お話の構成がいい

細かい場面場面の面白さはキャラ由来という感じで上に書いた通り漫才のような感じなんですが、構成というか脚本というかお話の流れもよくできていて、全体的にはしゃみこが強い魔族になって自分の一族にかけられた呪いを解くということを目的に進んでいくんですが、それに必要なのが魔法少女の血でその魔法少女がもんもという感じで二人の因縁が始まってなんやかんやあっていくみたいな感じなんですけど、割と自然に話が運んでいく影にちょいちょい謎というか伏線と呼べるものがしっかり張られていて、それが回収されなくても違和感なく進むような張られ方をしているので、後々出てきたときにあー!みたいな気持ちになるしっかりとしたお話の構成になっていて読みごたえがしっかりあります。

無理のない流れでもんもとしゃみこの関係も深まっていって百合としてもしっかりしていて、多角的に読み応えのあるしっかりしたお話でおざなりになる部分がないなあという感じです。

音がいい

第一話から漫画によくあるよくわからない擬音を声で当てているんですけど、これを周りの音を消して印象的に出すでもなくBGSEって感じで背景のように入れてあって、これは表現として背景に乗っている文字なので確かにその表現がしっくりくるなあって感じです。

特に気に入ってる声がしゃみこの声なんですけど、小さいキャラなのでかわいい感じの声でわーきゃーしているんですけどちょっとダミ感というか、歪みがかった声で突っ込むときなんかは結構強めの声が出ていてこれも漫才に張りが出ていてよくそれでいてかわいさが失われていないのでいいみたいな。特にききかんりぃー!っていうときの声が抑揚発声ともに安定して毎度同じ声がしっかり出ていて癖になります。

まとめ

オタク笑いもかわいいも好きなのでかわいい女の子がおもしろいことをしているものを常に求めていて、エッチなゲームでもバカゲーと呼ばれるものを好んでやっているんですけど、一人のライターが書き出すものなのでかわいさと面白さの両立は難しいというか両方の才能が必要なんですよね。

でやっぱりオタクには理想の女の子というものがあったりするので、それを描いて共感されれば売れる。みたいなものは結構見るんですけど、面白いものってなかなかオタクコンテンツの中で見つけられなくて、笑えるなあと思うとかわいさのほうが不足していたりでやはり両立は難しいなあと思っていたので最近でははとさんのシナリオとかはべた褒めしていました。さすがにはとさんほど爆笑したわけじゃなかったんですけど、あずまんが大王とかあのあたりの笑いを意識した日常ものという感じで、笑いありかわいさありで視聴できたので笑えるお話が好きな方は是非見てみてください。